ことば、と、うた、と。出張所 in Hatena Blog

ことば、と、うた、と。-自作詞or詩の朗読とおしゃべり-の出張所です。

昭和歌謡ニつイテの話。

ご機嫌、如何ですか?
阿合皇一郎です。

 

昭和歌謡が好き」と聞いて、あなたが思い描く時代は“いつ”ですか?
俺が今、最も興味があるのが、昭和の初めから30年代程度の楽曲です。

 

今年、コロムビアから発売された『ベスト・オブ・昭和』というCDを購入しました。
他社とも協力をしているので、コロムビア所属以外の歌手の歌も収録されています。
シリーズものではないのですが、5枚で昭和を網羅する、といった趣旨で選曲されているのですが、「この歌手が収録されて、この歌手が収録されないのは何故?」や「この楽曲での収録?」と不満は無きにしも非ずですが、昭和歌謡初心者の俺には、十分に楽しめる内容でした。

 

5枚を一通り聴いて、思った事。
やっぱり、美空ひばり島倉千代子は歌謡界において別格の存在である、という事。
歌謡界の太陽がひばりなら、歌謡界の月はお千代さん。
ひばりは2枚目の『ベスト・オブ・昭和 ② リンゴの唄』から『ベスト・オブ・昭和 ⑤ 川の流れのように』まで、お千代さんは3枚目の『ベスト・オブ・昭和 ③ 高校三年生』から『ベスト・オブ・昭和 ⑤ 川の流れのように』まで1曲もしくは数曲、収録されています。
また、藤山一郎も収録曲の多く、スポーツ選手以外で初めて国民栄誉賞をもらっただけの事はある大大大スターと言えましょう。

 

このCDに収録されている歌手の歌を聴いていると、“歌手”というもののあり方を示してくれている気がします。
シンガーソングライターを否定するわけではないです。
ただ、作詞家・作曲家・歌手という立場で、作品に、それぞれの感性や解釈で向き合った時に、起こる化学反応は、まさに芸術だと思います。

 

TVなどでは、あまり触れる機会のない昭和初期の歌にもっと触れたい、と思わせてくれたのは、昭和初期に活躍していた歌手の詞・曲・歌唱が素晴らしかったから。

 

自分が生まれる遥か前の歌にも名曲はたくさんある、と思うと、ワクワクします。
新しいものと同じくらいに、古いものを追いかける事には意味があると思っています。
心を豊かにする方法は、人の数だけあるので、思い思いに好きな事をすればいいと思っています。
俺にとって、その方法が歌であるだけです。
俺は、何かの至上主義をエンターテイメントの世界で掲げる事は、その業界の衰退へと導いてしまうのでは、と危惧しています。

 

昭和歌謡を通して、俺がエンタメに思いを馳せた瞬間でした。

 

それじゃ、また近いうちに会いましょう。
約束だよ!!
阿合皇一郎でした。

 

P.S. 出来れば、動画でも会えたらな、と思っています。

 

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